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コラム記事:赤十字国際委員会がFPSゲームに言及”単なる規制論ではない”あなたはどう思いますか?

赤十字国際委員会(ICRC)が実際の戦闘現場をリアルに追求しているビデオゲームに対して
国際人道法に基づくゲーム作りがされるべきであることを表明しました。

その内容が単に戦争ゲームに規制をかけるものではなく、
FPSゲーマーにとって耳を傾けるべき内容だったので紹介させていただきます。

以下はICRCのホームページに寄せられた質問への返答が公開されたページの引用です。
 

 

戦争のリアリティーを追求したゲームに関するQ&A

戦争を題材とした娯楽コンテンツは、世界中で子どもや大人を魅了しています。プレーヤーの物理的視点で進む「ファースト・パーソン シューティングゲーム」は、軍隊で訓練目的で使用されることもあります。赤十字国際委員会(ICRC)は、プレーヤーに現場のリアリティーを追求・体感させるゲームを対象に、戦場にいる実際の兵士と同じようなジレンマに直面するよう、ビデオゲーム制作者とともに動き始めました。

国際人道法とビデオゲームに関するQ&A

ICRCは、ビデオゲームの中においても国際人道法が考慮されるべきだと考えています。国際赤十字・赤新月運動は、実際の戦場をモデルにしたビデオゲームが人々に与える影響を懸念すると同時に、そうしたゲームを通じて武力紛争に関する法律について広く知ってもらうよい機会になると公言しています。現実の世界で適用される武力行使に関するルールは、リアルな戦場シーンを描写したビデオゲームに対しても適用されるべきだと、私たちは考えています。

ICRCはどんな要素をビデオゲームに取り込みたいの?

私たちは、人間の行動や判断が実際にもたらす結果を、戦争を題材にしたビデオゲームの中にも取り込むべきなのではないかと提案しています。国際人道法に則ってゲームを進めるプレーヤーは報われるべきで、かたや重大な違反(戦争犯罪)を犯した場合はゲームの中で罰則を課されるべきです。紛争をテーマにしたゲームで、既に国際人道法に配慮したものがあります。現実社会では戦争犯罪とみなされる行動をとったプレーヤーを、ゲーム上とはいえ賞賛することはやめるべきです。

ICRCは、ある特定のゲームシナリオによって、人道法の重大違反が軽視されることを心配しています。そうした違法行為がゆくゆくは容認可能な行為とみなされることを恐れているのです。とはいえ、ビデオゲームの中の暴力のレベルについて議論するのは私たちの意図するところではありません。

ファンタジー感を演出した戦争ゲームなども含むの?

いいえ、含みません。私たちが問題としているのは、まるで実際の戦場にいるような、リアリティーを追求したビデオゲームです。宇宙戦争や歴史をさかのぼった戦いなど、ファンタジー感のある架空のゲームは対象にしていません。リアリティーを追求するのであれば、現実の世界で起こっている「戦争犯罪は罰せられる」という事実も取り入れて、とことんリアルにすべきだ、と私たちは言っているのです。

ICRCが特に懸念する、ゲーム内で国際人道法を犯すシナリオってどんなものがあるの?

例えば、尋問の際の拷問や、一般市民への意図的な攻撃、捕虜や負傷者の殺害、医療従事者や施設・車輌(救急車等)への攻撃などを描写したシナリオや、戦場にいる者であれば誰でも殺害していいというシナリオです。

ビデオゲームでそうした描写をすること自体、禁じたらどう?

前述のような行為をビデオゲームから排除するのは、現実的ではありません。違法行為は実際の戦場でも起きているので、ビデオゲームに取り込むことにも意味があります。実際の戦場で何が許されて何が許されないのか、ゲーム内でその報いを受けることで知ってもらうことがプレーヤーにとっても意味のあることだと考えています。

ゲーム中の登場人物による行動が、現実世界でも国際人道法の重大違反になる可能性が報じられているけど、本当なの?

いいえ、違います。人道法の重大違反は実際の日常でしか起こりえません。単にビデオゲームをすることによって、戦争犯罪を実際に犯すことにはなりません。プレーヤーがゲーム内で人道法に違反したからと言って、ゲームの外(実社会)で罰せられることはありません。あくまでも罰せられるのはゲームの中でです。

なぜICRCは実際の戦争をモデルとしたビデオゲームに関心があるの?

それは、実際の戦時下と同じように、ゲームプレーヤーが選択を迫られる場合があるからです。

テレビや映画と違って、ゲームはプレーヤーの意思・判断でストーリーが進んでいきます。武器を使うか使わないかも含め、プレーヤー主導でストーリーがコントロールされてしまうので、リアル感を追求するゲームに限って、人道法要素を取り入れることを訴えているのです。

国際人道法をきちんと尊重して、できるだけ多くの人に知ってもらうことは、ジュネーブ諸条約に加入した各国の義務です。同条約は人道法の根幹で、世界で唯一、すべての国が加入しているに国際的な取り決めです。現実の世界で軍隊は、国際人道法が適用される対象となります。

そうした事実を踏まえ、戦闘のリアルさを演出するゲームにも、国際人道法に関する意識を高める可能性を見出しているのです。私たちの関心はそこです。事実、紛争下でのふるまいについて現実の兵士が訓練を受けている様を取り入れたゲームも出てきています。

私たちの使命の一つは、武力紛争法としても知られる国際人道法と、人道の基本理念を尊重するよう呼びかけていくことです。これは各国からICRCに与えられた役割です。こうした使命と、武力紛争に関わってきた長年の歴史・経験から、私たちは人道法に配慮したゲームの開発に関心があるのです。

その武力紛争法が、特定のゲームにきちんと反映されるようICRCはゲーム開発者と協力しているということ?

ビデオゲームの開発者が、武力紛争法(国際人道法)の要素を正しくゲームに取り入れられるよう、私たちは開発を手助けしています。戦争をテーマとしたゲームの中には、既に人道法に配慮したものがあります。これは歓迎すべきことです。人道上のルールをどのようにゲームに組み込んでいけるのか。その道筋を立てるため、ゲーム業界と対話する用意があることを私たちは既に表明しています。

ゲームが説教じみたり、つまらなくなったりしないの?

法の規定が突然ポップアップで出てきたり、人道法をプレーヤーに講義するなど、人々がゲームに求める娯楽性をそぐことを目的としているのではありません。ゲームの流れの中で、人道法の要素がうまく溶け込んでいればいいのです。そうすることで、兵士が実際戦場で感じるジレンマをプレーヤーは経験できます。人道法を反映させた新しいゲームであっても、好調な売り上げを達成できることは既に立証済みです。

ICRCは、実際の戦争だけにこだわるべきじゃないの?

もちろん、現実に起こっている武力紛争とその人道上の影響は私たちの最大の関心事です。

約12,000人の職員を抱えるICRCは、世界中の武力紛争の現場で人道活動を展開しています。武力紛争が起こるとまず最初に現場に到着し、収容所に捕われた人や避難民など、紛争に巻き込まれた人たちのニーズに応えるのが私たちの仕事です。また、人道法がきちんと守られ、暴力の応酬に苦しむ人たちの人間の尊厳が尊重されるよう力を尽くします。

ビデオゲームは若い人たちや次世代を担う人たちに人気が高く、絶大な影響を与えるので、 実際の戦場で何が許され何が許されないのかを、ゲームを通じて知ってもらう必要があります。だからこそ私たちは、実際の武力紛争を題材としたゲームに関して、業界の動きを注視しているのです。

本やマンガ、テレビ番組や映画じゃなくて、どうしてビデオゲームなの?

映画制作者や作家から、折に触れて私たちのこれまでの活動や現在の紛争をモチーフとしたいとのアプローチがあります。ビデオゲームの開発者だけでなく、エンターテイメント産業の様々な分野の人々と幅広く接触してきました。ビデオゲームが前例のない新しい分野なのは、テレビや映画などの伝統的なメディアと違って、プレーヤーの意思・判断でストーリーが進んでいくからです。武力を行使するかしないかも含めて、プレーヤー主導でストーリーがコントロールされます。

繰り返しになりますが、私たちが関心を持っているのは、実際の戦闘現場をリアルに追求しているビデオゲームのみです。これらのゲームをデザイン・制作する会社には、軍隊のトレーニング目的で戦場シミュレーション教材を開発しているところもあり、その中で人道法は考慮されるべき不可欠な要素としてきちんと組み込まれています。

赤十字はこのテーマについて、これまでどんな議論をしてきたの?

2011年11月にスイスのジュネーブで開催された第31回赤十字・赤新月国際会議のメインテーマは、国際人道法と人道支援の強化でした。そのサイドイベントとして、戦争シミュレーションにおける人道法の役割について参加者が議論しました。武力紛争に適用されるルールをどのようにしてシミュレーションに取り込むか、様々な方策を検討しました。サイドイベントは非公式会合だったため、決議や行動計画が採択されるには至っていません。

引用元:http://www.jrc.or.jp/ICRC/news/663.html

みなさんはこれを読んで何をおもいましたか?

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